Golfいろいろ その1

Golf5 GTIの納車から1週間経ちました。今回から何回かに分けてGolf5 GTIについて納車後に感じたことや、Golf4 GTIとの比較の観点で思ったことを時々書いていきます。

ずらずら書くと鬱陶しいので、まずはマルバツの箇条書きにして、それにコメントという形で進めます。今日はエンジンや足回り、ハンドリング、ブレーキといった内部機関系について。

エンジン

  • ○:低回転域からターボを効かせなくても2.0LのNAエンジン並みに加速
  • ×:極低回転域から加速するとディーゼルのような『ガラガラ音』が聞こえる

2.0TFSIエンジンですが、低回転域からの加速は圧縮比がNA並に高い(10.3)のが理由でしょう。しかし、フィーリングがイマイチ。極低回転域からの加速時に聞こえるディーゼルのような『ガラガラ音』は興ざめ。直噴エンジンなのが原因なのか、排気管周りなのか・・・。いずれにしろエンジンメカニズムに詳しくないので真の原因は分かりませんが、Golf4 GTIのエンジン(1.8L 4気筒ターボ 5バルブ)ではそんな音は聞こえませんでした。
燃費はターボを効かせるかどうかで変わります。平均速度が25km/h(停車時含む)で通勤に使用した場合、
巡航時に上手く燃費を稼いで平均燃費が10km/Lを超える時もあれば、ラフにだらだらとアクセルを踏んで9km/h前後に落とすことも可能です。

足回り

  • ○:Golf4 GTI比で良く動くようになったショックアブソーバー
  • ×:それでも硬い足回り

Golf4 GTIは数年前に一度ショックアブソーバーを交換していますが、ここ数ヶ月はちょっとした段差でも跳ねるような状態でした。同じ場所をGolf5 GTIで通ったところ、段差の角が丸くなったようなように感じます。それだけ足が動くようになったと言えるでしょう。しかし、相変わらず硬い足回りであることに違いないです。Golf5 GTIはショックアブソーバーがザックス製との報告もあるので、数ヶ月経ってこなれてきた頃にどういう印象になるかが楽しみです。

ハンドリング

  • ×:ファミリーカー並の軽すぎるステアリング操作力
  • ×:中立域での微少ハンドリング操作に対しても敏感な反応を示す

Golf4 GTIのステアリング中立域に不感帯があるためにどんな速度域でも矢のように直進する特性に比べると、Golf5 GTIは中立域でもステアリングが働くので高速走行時はちょっと過敏な感じもします。これはタイヤの特性の違い(Golf4 GTIはMichelin初代Preceda、Golf5 GTIはContinentalContiSportContact 2
が影響しているかもしれません。まあCSC2は2年位で使い切ってMichelinPilot Sport PS2に履き替えるつもりですが。あと、Golf5 GTIは僕にとって全速度域でステアリング操作力が軽すぎます。標準で225幅のタイヤなんだからもっと重い方が良い。Golf4 GTIも軽い部類だと思いましたが、Golf5 GTIはそれ以上に軽く、ファミリーカーのような感じです。MINIの方が操作している感の強い、かなり重いステアリングなので、あれくらいでも良いと思います。

ブレーキ

  • ○:(たぶん)超高速域からでも安心して踏んでいけるブレーキ
  • ×:基本的にストロークでコントロールするブレーキ
  • ×:初期ストロークにかなり敏感な効き感

Golf4 GTIでもそうでしたが、Golf5 GTIになっても相変わらずブレーキペダルのストロークで効きをコントロールするタイプです。これ、微妙なコントロールがすごくやりにくいです。しかもGolf5になってから、ブレーキペダルにちょっと触るだけでも結構な勢いで減速するという、完全なカックンブレーキタイプ。ディーラーで試乗したR32やGT TSIも全く同じ傾向だったので、Golf5全体がそういう傾向なんでしょうね。以前も書きましたが、ブレーキパッドはホイール汚れ対策を含めてクランツGIGA'sに変えてますが、パッドの影響ではないでしょう。超高速域からのブレーキは慣らし中なのでまだ試していませんが、高速域から強めに踏んでも安定して止まれたので、ここら辺は200km/hが日常に存在するドイツ車の面目躍如なのだと思います。


写真はGolf5 GTIの車検証入れ兼取扱説明書。表紙(革製)にちゃんと赤文字のGTIバッジが埋め込まれているんですよ。ちょっと嬉しいですね。しかし、Golf4の車検証入れにはボールペン付いてきたけど、今回は無し。これはメモをとるような故障が起きないというVWの自信の表れ?