GR Digital その2

前回は欠点を挙げたので、今回は良い点。


1. しっかりしたマグネボディと余計な虚飾のない形
写真を撮る道具なんで、余計な虚飾は不要。一般向けデジカメって、箱を開けると『1000万画素!』とか『○×倍の高倍率ズーム!』とかシールが貼ってある場合が多い。あんなのいらねー。ガキの趣味だ。その点でGRDは虚飾が無く非常に好感が持てる。
マグネシウムの射出成形筐体なので、厚肉の筐体。握っても非常にしっかりしている。ニコンのP5100ほどではないけど、ほどよいグリップの大きさで比較的握りやすい形状。カメラの基本を押さえているあたりが、非常に好感が持てる。しっかり握れるので、結構な低速シャッター(1/2sec)でもぶれなかったのは驚き。


2. 使える液晶モニタ
色の再現性は結構良い方。視野角も広いので、ちょっと斜めから見た位じゃ色が転ばない。液晶モニタはD200と十分対向できるレベルの物。


3. 歪みの非常に少ない明るいレンズ
単焦点レンズな上に高いデジカメだから、これくらいやってもらわないと困る。単純に明るいレンズはそれだけ早いシャッタースピードが使えることを意味する。手ぶれ補正が無くてもぶれない写真を撮れる可能性は高くなる。ぼくはこれで良いと思う。


4. 吊り位置を変えられること
ほとんどのコンパクトデジカメはボディ横のみの1点吊り。しかしGRDは横2点吊り、縦2点吊りの3ヵ所に吊り孔がついている。これは非常に喜ばしい。横吊りでクラシックカメラ風に使ったり、縦吊りでコンパクトに扱ったり。とりあえずネックストラップとハンドストラップは良い感じの物を頼んである。届いたらレポートします。



雨上がりにあまりにも冷え込んだ日があったんだけど、その日は道路がガチガチに凍ってたので、安全のためにGRDで道ばたをいろいろ撮りながら電車通勤したときの一枚。本当はこういうような、外を歩きながら写真撮りまくる毎日を送りたいんだけどねえ・・・。