LIVE EARTH 京都

7/6 NHKプレミアム10で放送された5.19 HASライブの熱い思いでもさめやらぬまま、7/7は京都 東寺でライブ。つか、清水寺金閣銀閣等と合わせて世界文化遺産に登録されてたんだ。知らなかった。

ライブから帰ってきてmixiのコミュニティをさばくってみて初めて分かったんだけど、YMO以外のアーティストのファンはほとんど今回のライブはスルーだったみたい。先行予約情報もYMO系だけで流れてたのかもしれない。UABONNIE PINKに至っては先行予約後の出演発表だったし。

出演は以下の順。

  1. リップスライム
  2. UA
  3. BONNIE PINK
  4. マイケル・ナイマン
  5. Yellow Magic Orchestra

国内中継はNHK BSハイビジョンとフジテレビ721。ウェブキャストはマカーに厳しい事で有名なMSN。もちろん、マカーお断りのWMP形式での配信マカーでも見られる形式でのストリーミングキャストでした。ライブ終了後、数日間は日本での全公演全曲見ることができたみたいだけど、今は消されているようです。

はっきり言ってYMO以外、ほとんど盛り上がらずのライブ。完全アウェーと表現したブログも見かけたけど、全くその通り。ライブ前の個人的予想では、リップスライムファン1/3、残り2/3がYMOファン位の割合だと思っていたのに、95%以上がYMOファンだったんじゃないかな?オープニングアクトを任されたリップスライムもかなりやりにくかったと思う。ごめんなさい。

マイケルナイマンに至っては4曲くらい演奏した後、一度ピアノから立ち上がって一礼。これを観客は演奏終了と思い、盛大な拍手。また着席して演奏始めるナイマン。会場はかなーり微妙は雰囲気が一瞬にして漂った。そこからはナイマンと観客のタイマン勝負。一曲終わるたびに拍手→楽譜めくる→微妙な空気が支配の繰り返し。結局ナイマンの演奏終了は20時40分頃だったかな。舞台袖に捌けていったあとは大きなどよめきと、なぜか総立ちになり、手拍子を始める観客。この時点で終演予定の21時まで残り20分。舞台模様替えで5分として演奏15分。

ここからは完全にYMOワールド。機材セット(三つの骨組みブース付き)が舞台正面に運ばれてくるだけで奇声を発し、拍手が巻き起こる。HASではなく、YMOを名乗る三人が登場すると、由緒ある東寺金堂前に集まった自分を含む数千人の発する奇妙なボルテージは最高潮。もはやYMO教に取り憑かれた狂信的信者がトランス状態に陥ったと表現してもかまわない状況。

演奏は淡々と進み、MC一切無し。HASライブとほぼ同じアレンジの『以心電信』、『RESCUE』、『War & Peace』、『RYDEEN 79/07』の4曲。終演は21時10分くらい。

しかし、ここからがYMO教信者の真骨頂。拍手が鳴りやまない。終演のアナウンスを流しても鳴りやまない。機材撤収を初めてやっと帰り始める人が出てきたが、帰らない人も多かったようだ。ぼくらは新幹線の時間もあるので、機材撤収で諦めた。

今になっても思うのは、YMO名義を久々に持ち出したんだから、5.19のHASライブとは何か違うモノを見せて欲しかったなあと思う。ここ数年演奏していない曲でも良いし、アレンジでも良い。あれでは消化不良だぁ。


写真は去年産みつけられた卵から孵化した(と思われる)カマキリ。台風明けの車の上に鎮座して庭や人間様を監視なさっておりました。