Safari for WindowsをWindows2000で走らせてみた
Apple Inc.がWWDC07で公開したWindows用Safari 3 Public Betaですが、早速、仕事場のWindows2000 SP4にインストールしてみました。
ちなみに、Safari 3 Public Betaのダウンロードページにあるように、Appleは対象OSとして『Windows XPかVista』と明記していますし、2007年6月12日現在ではSafariのWindows版はパブリックベータなので、試すなら自己責任で。
インストールは普通に終了しました。インストーラーの段階でOSのバージョンチェックを行って弾かれると思ってたんですが、問題なかったみたいです。
(この画像のみクリックするとでかい画像が見られます)
いろんな媒体で上がってるように、英語サイトは特に問題なく表示されますが、一切の日本語文字が表示できません。メニューも、ブラウジング画面もダメです。RSSフィードは英語サイトならばMacOSXのSafariと同じように表示されますが、日本語のRSSフィードは同じように日本語文字だけダメです。
文字のレンダリングは、Windows標準のスムージングじゃないですね。Windows2000なんでClearTypeと言うこともありえません。左右だけでなく上下にもアンチエイリアスがかかってるので、Quartsっぽい描画になってます。
Windows2000だからなのかもしれませんが、メニューの文字列が正しく描画されません。これが一番つらいなあ。
Safariのディレクトリをさばくってみると、Lucida GrandeのRegularフォントとBoldフォントがインストールされてますね。あと、CoreGraphicsとか、SQLLiteとか、WebKitがdll化されて入ってるのが確認できました。
仕事場で30分くらいいじった感じでは、英語サイトを見るなら使える。しかもFirefoxやIEのビットマップ文字やWindowsXPのCleartypeではなく、文字の上下にもアンチエイリアスのかかるQuartsっぽいレンダリングなのですごく読みやすい。日本語文字の表示と、メニュー文字列の問題が解決されればとりあえず文句なしですね。最も、対象外のOSで試してるので改善してくれって言えない所がつらいんですが。