Human Audio Spongeという名のYellow Magic Orchestra


運良く先行予約でチケットが当たったので、5/19(土)に横浜で行われた(元YMOと言われることが多い)Human Audio Spongeのチャリティーライブに行ってきました。で、ライブの感想とか、行き帰りの道中の話などをつらつらと。

朝は5時前に出発。土曜の朝と言うこともあって東名は結構空いてた。ただ、天候が・・・。雷雲から東へ逃げるんだけど、牧之原SA、駒門PA、港北PAで休憩してると追いつかれて土砂降りに。むう。まあ、雨天ドライビングは個人的に楽しいから好きなんだけどね。


で、10時前にららぽーと横浜に到着。ちなみに先日購入したSONYのnav-uにはまだ登録されてないので、行き先を手動登録登録してます。店内では、画材店がなかなか良かったです。ぼくは絵は描かないんだけどね。


お昼ご飯はららぽーと横浜内のフードコート。パートナーさんは梅蘭の梅蘭焼きそば、ぼくは写真のえぼしの釜揚げシラス丼。アオサとシラスの塩味がマッチして、すげー美味しいの。また食べたいわあ。その後、午後2時半くらいから横浜市内のホテルに移動して、チェックイン。

ライブ会場はパシフィコ横浜 国立大ホール。席は1F A20列の70と71。ステージから見て左の壁近くだけど、結構前の方。会場入りしたらコアなファンが最前列に人だかりを作ってるのでぼくも参戦してきました。並びはYMOと同じで、向かって左から教授、ユキヒロさん、細野さん。教授はトイピアノあり、ユキヒロさんはパーカッションセットとドラムセットの二つ、細野さんはベース(フェンダー?)も置いてある。三人とも機材の中にノート型Macが置いてないのは、YMO色を出すため?

18時の開演予定時間を7分くらい遅れて開演。いきなりあの特徴的なトランペットのフレーズ、そして(たぶん)三人のコーラスによる『See how the world goes round, You've got to help yourself...』。世界コミュニケーション年のテーマソングに使われた、以心電信。しかも2007年バージョンでユキヒロさんの歌詞が少なくなってる。YMO電子音楽を知った世代にとってはいきなりKOですよ。もうこの時点で涙腺がやばい。死んでも良いと思った。

ユキヒロさんの軽快な(笑)MCや、教授と細野さんが語らうなどという非常に珍しい場面も交えつつ、曲は三人のソロやSketch Showの曲を交えどんどん進む。そして、これまた懐かしいONGAKU。細野さんはベースではなく鉄琴を演奏し、教授のシンセと掛け合う。ユキヒロさんの『リンゴ囓ってぇ〜』はやっぱり舐めるように歌い、三人揃っての『僕はぁ〜、電車ゴトゴト、音楽』もばっちり。

そういえば、途中のユキヒロさんのMCで、『面白くないですか?』とか聞いてましたけど、面白くないんじゃないんです。三人がYMOの曲を演奏しているのが嬉しくて立てないのです。次は何時この演奏が聴けるか分からないので、脳内レコーダーに映像と音を記録してたのですよ。

さらにHASの新曲『Resque』やSketch Showの曲を交え、War & Peaceの重い雰囲気からRydenn 79/07へ。前半は79/07なんだけど、間奏部分は明らかに散解コンサートを意識させるミックス。心の中でRydeen!!!』と叫びまくった。で、これにて一旦終了。

アンコールの拍手に催されてユキヒロさん登場。サポートメンバー三人を順に呼び込むと、彼らはなんとYMOシャツ。ユキヒロさん曰く、『みんな、YMO聞いて育ったんだね〜』。さらに細野さんと教授を呼び込んで、アンコールのChronographとEkot。ここらへんはsonarsoundのDVDと似た感じです。でも、好きな曲なので十分楽しまして貰いました。

さらにアンコール2の拍手に催されてみんな出てくると、何と教授がユキヒロさんのドラムセットに座る。そしてユキヒロさんの『Give me a cue...』。ミックスはWild Sketch Showの様なユーフォニウムの音が綺麗なHASアレンジ。みんな総立ちで思い思いにリズムをとる。演奏後、ずっと拍手してました。ありがとう、YMO。ありがとう、HAS。今まで生きてきて本当に良かったよ。

しかし、教授も細野さんも白い髪の方が多かった。小学校高学年でYMOの曲と邂逅したぼくも含め、みんな歳くったんだなあとしみじみ思った。子供連れの家族や、50代のおばちゃんが踊ってたり。ワールドツアーや散解コンサートのようなガツガツ、カリカリしたテクノも良いけど、いい歳になったジジイのユル〜いエレクトロニカも良いぞ。うん。また観たいな。チケット取れればだけど。


さて、二日目はひたすら帰るだけ。途中、横浜町田ICの手前で白バイ+パトカーの団体に遭遇してちょっと緊張するも、無事やり過ごす。で、東名は土曜の朝以上に空いてました。すごく良くて空気も澄んでいたので、写真のように富士山もばっちり。大井松田−御殿場間のルートは左ルートを通ったので、遅い車が多くあまり楽しめませんでしたが、まあ景色が良かったので良しとします。豊川インターを越えても渋滞もしなければ、追い越しを90前後で流すオッサンクラウンも無し。

さて、そんな貴重な経験をさせてくれたHASライブですが、坂本龍一公式サイト『siteSakamoto』の日本語ニュースレターによると、7月上旬のNHK総合テレビジョンプレミアム10』(22時〜23時の1時間枠)で放送があるようです。内容はライブの模様とHAS+リリー・フランキーさんとの座談会等。1ヶ月半ありますが、楽しみに待ちたいと思います。んで、いつものNHKのことだから、DV発売前にNHK BSでDVD内容の抜粋を放送するかもね。