せせらぎ街道+新穂高番外編

二日間の紅葉撮影をしていてD200とそのレンズに対して思ったことです。
まず、D200。紅葉に関してはカラースペースをAdobeRGBにして、カラーモードをモード3(風景に適していて、彩度の高い画像に対して豊かな階調表現ができるモード)で撮ってます。このモードで撮った画像を簡易的にキャリブレーションされている*1iMacの20インチモニターで見ると、赤やオレンジ系の彩度がすごく高く表現されている気がします。同じ風景をIXYでも撮ってますが、IXYに負けないくらい彩度が高い。まあ、D200はAdobeRGBのカラースペース、一方のIXY70は実質sRGBのカラースペースだからと言うこともあるかもしれません。
一方、同じ画像をD200の背面液晶で見るとかなり沈んだ色に見えるので、ここら辺はデジカメの課題ですね。そろそろ一眼レフデジカメの背面液晶にもカラーマネージメントを持ち込む必要があるかもしれません。いっそのことメーカー出荷段階で背面液晶のプロファイルをファームウェアにしてデジカメ本体に登録してしまうというのはどうでしょうか?
次はレンズ。今回はシグマの20/1.8は持って行っていないので、それ以外のレンズについてです。
まずニコン純正の18-70/3.5-4.5。いい絵を吐いてくれますが、70mmで開放F値が4.5なのがやはりつらい。ちょっと遠くの物を撮る時にバックをぼかそうと思ってもなかなかそれができない。そうなると、85/1.4でも買えや!ってことになるのでしょうが。それか60/2.8マクロという手もあるかもしれないですね。あと、使っている時に、SWMからキーキーと音がしたのでちょっと気になります。ズームリングの動きもなんか渋いですし・・・。その点ではこのレンズに買い換えるまで使っていた24-85/3.5-4.5の方が良かったですね。
次に105/2.8マイクロ。今回はこのレンズが大当たりでした。いわゆるマクロレンズなので、モミジの葉っぱのアップでもOKだし、ちょっと離れて枝単位で撮るのにもイケる。さらに中望遠なので、バックをしっかりボカすこともできる。重量バランスも良いので持ちやすい。これからも良好に必須のレンズになりそうです。
最後に180/2.8。今回の紅葉撮影は全て手持ち撮影だったこともあり、このレンズだとどうしても手ぶれが気になります。光がしっかり回っている状況なら大丈夫なのですが、薄暗い林の中ではあっという間に手ぶれ限界を下回るシャッタースピードになるので、うーん・・・という感じ。まあ、動物園や遠景用レンズかな。
というわけで、最後に撮影風景をお披露目してせせらぎ街道+新穂高シリーズは終了です。

*1:Apple純正のiMac20インチモデル用プロファイルに対してシステム環境設定のキャリブレーターを使って若干の修正を入れている