MINI入院→退院

実は数週間前からちょっと気になっていたことがありました。ガレージでいつもMINIを駐めている場所のちょうどエンジン下部分に、オイルが垂れた様な痕があったんです。清里や高山等の長距離ドライブ後にちょっとこぼれていた感じだったので、エアコンの排水痕かもしれないなあと言う感じでさほど気にしていませんでした。
ところが土曜日の朝、フロア下を覗いてみると下の写真のように明らかに新しく垂れた痕が。

こりゃやばいと言うことで、ボンネット内をチェック。オイルレベルは全然問題なし。オイルフィルターからの漏れもない。もしかしてCVT?とも思いましたが垂れた液体を指で触ると油ではない。でも、ちょっと粘性がある。しかも微妙に水色。粘性のある水色の水溶性液体・・・。エンジンルームの奥を見ると、冷却水のリザーバータンクがほとんど空っぽ。しかもちょっとだけ見える冷却水は水色。うぎゃ。どこから漏れてるのかがエンジンルームを覗いてもよく分からないので、とりあえずタンクのMAXの線まで水道水を注ぎ足す。しかし、ディーラーまでは自宅から50km。心配なのでペットボトルに水道水を1L分詰めて携行。道中は水温計とにらめっこ。しかし特に問題は起きずに約1時間で無事ディーラーに到着。
カニックの人に診てもらった所、冷却水パイプがエンジンに繋がる部分のパッキンから漏れてるらしい。直すにはパッキン交換しか手はなくて部品手配等含めて約1週間の入院との診断。ディーラーから無理矢理代車*1を出させて、土曜日はその代車で帰宅。代車がコラムATだったので、買い物に寄ったスーパーの駐車場ではバックしようとしてウインドーウォッシャー液を勢いよく噴出させたのはお約束って事で。
んで日曜日。朝から雨も降り、MINIも入院でふて寝の昼寝。しかし30分位寝た所でパートナーさんが『今日の夕方、ディーラーまで取りに行ける?』と起こしに来た。どうやらディーラーが交換部品を手配できた*2らしく、突貫工事で直しているらしい。代車も月曜以降は他の人に渡したいらしく、できれば日曜日の夕方6時頃には取りに来て欲しいとのこと。パートナーさんもMINIではなかった代車をお気に召さなかった様子なので、雨の中を取りに行くことに。しかし、日曜の夕方という一番渋滞しやすい時間なので高速道路で半分くらい一気にワープ。ディーラーに代車を引き渡し、MINIを受け取り。費用は保証修理でもちろん無料。
で、そのまま帰るのも何となく惜しい気がしたので、店長を捕まえて新型MINIの話をいろいろ聞きました。その中でもぼくが雑誌やWebで掴んでいなかった情報は大体以下の通り。

  • CooperSのボンネットエアスクープは新型はダミーで空気はエンジンルーム内に抜けない
  • サスアームはアルミ材に変更
  • エンジンブロックも鋳鉄からアルミに変更
  • CooperSのバッテリーが後ろから前に移植
  • CooperSの中央出しマフラーのタイコ部分が現行は左右に計二つだったのが新型は中央に一つで軽量化
  • CooperとCooperSの6ATはアイシン製
  • 欧州は新型発売時にJohnCooperWorksのエアロキットを同時発売

今の通勤車が10万キロを走破して代替えが近いので、ONEの隣にCooperSを並べてみたくなりました。ちょっとだけ真剣に考えてみようと思います。
帰りは大雨でしたが高速道路でワープ。途中、ちょっと混みましたが30分ほどで自宅最寄りのインターチェンジに到着。この30分+αの夜+大雨という最悪条件下の帰り道で感じたのは、今の国産コンパクトでは絶対にまねできない車の味でした。それぞれを一言で表現してしまえば、とにかく安く造ることだけを考えて移動手段として車を開発された(っぽい)国産コンパクトに対し、運転する楽しさや運転に伴う快感を楽しむために車を開発してあったMINIという感じです。
まあ何はともあれ、MINIの入院は一泊二日で済みました。良かった良かった・・・。と思いきや、MINIのカレンダー貰ってくるの忘れてました。あ゛〜。

*1:某国産コンパクトカー

*2:個人的には中古車から無理矢理移植するのか、近隣ディーラーから取り寄せたかのどっちかだと思う